気持ちは平気でも身体が訴えてくる
突然異常が起きたのは高校生の時
高3最後の夏休みが終わりを迎えたその日、私の身体は動かなくなった
身体が起き上がろうとしなかった
小学生の時、過呼吸が時々起こるようにはなっていたし、常に憂鬱だった
中学になったころには、毎日のように吐き気と頭痛に悩まされた
意識が朦朧とするほどの、視界がぼやけるほどの頭痛も時々起こるようになっていた
そのまま高校生になってうまくやってた
突然の出来事で、初めての現象
毎週マラソン練習で5kmは普通に走っていた私の脚は、歩くことさえ、立っていることさえ、苦痛を感じた
走ることは出来てもとんでもなくスピードは出ないし、2kmくらいで脚はガクガクになってまともに歩けなかった
精密検査しても異常はなく、ストレスと疲労が原因と推測された
精神科を進められたが、一つ目の病院で断られてやめた
なんとか普通に戻って就職した
少しづつ身体が悪くなっているのは感じていた
とうとう起き上がれずに会社を休み、精神科にもちゃんと行き、欝を疑われた
その後救急搬送され退社した
退社してから貯金で暫く過ごしたあとはバイトを転々としている
「二度と頼るな」とそんな事を最後に親と連絡は一度もとっていない
縁を切ったようなもんだ
今もまた、歩けなくなり仕事を休み続けている
もう歩けるが、戻ってきていた筋力の一部はまた落ちた可能性がある
気持的には仕事に行けそうなのに、身体が訴えているかのようで、手足が痺れ身体が重くなる
迷惑をかけるとパニックのような症状を必死に抑えてから、普通に過ごしてた
今日の明け方久しぶりにパニックになりそうになった
大丈夫大丈夫大丈夫、落ち着け、落ち着いている、大丈夫、私は落ち着いている
ひたすら言い聞かせて飲み込んだ
涙は勝手に流れた
胸も痛い
咄嗟に頼りたくなるのをグッと堪えた
いつになったら良くなるのだろう
お金が無いから病院には通えない
なんで私がとか、なんでこんな目にとか、憎しみとかそういうのは既にない
ただめんどくせぇな、どうしよう、やばいな、疲れたなという気持ちはある
この身体不便だなって少し思う
働かないと借金もあるし滞納金あるし
はぁーとしか言えない
つらいとあまり思わなかった、大丈夫そうだと思えた仕事で身体を壊すのなら、私はどこで何をして働けば、どうやって生きればいいのだろうか